切迫流産の薬ダクチルの副作用は？胎児に影響はないの？

切迫流産になってしまっては、
仕方のないことです。

今はしっかりと医師の指示にしたがい、
流産にならないためにも
一刻も早い治療が必要です。

また、
切迫流産の薬に抵抗がある人は、
理解していただくためにも、
薬についての詳しい情報をご用意しました。

• 切迫流産の原因
• 切迫流産の薬の種類
• 胎児への影響は？！
• どんな副作用があるのか

などわたしの経験談と共にご紹介していきます。

赤ちゃんが流産しかけている！？切迫流産とは？

切迫流産と聞くと、
「もうだめなの？！」
と思いがちですが、決してそうではありません。

赤ちゃんはしっかりとお腹の中で
生きているのですが、
妊娠の継続が危険だという”サイン”でもあるのです。

では、切迫流産とは、
どんな状態でいつまで続くのでしょうか？

わたしの経験談と合わせて
詳しくご説明しますね。

切迫流産ってどんな状態？

切迫流産は、流産になりかけている状態です。

出血や激しい腹痛がありながらも、
母体の中では胎児が生きていて、
まだ子宮頸管が開いていないとこを現わします。

早期の発見で治療すれば、
妊娠の継続は十分に可能です。

切迫流産が起こる原因は？

切迫流産が起こる原因は定かではありませんが、
妊娠12週までに起こった場合、
胎児の遺伝子異常によるものが多いです。

その他の時期に起こる原因としては、
以下のことが考えられるので、
参考にして対処していきましょう。

• 性行為：感染症や性病になりやすい
• 多胎妊娠：リスクが大きい
• 子宮頸管無力症：検診で見てもらいましょう
• 胎児の染色体異常：流産になりやすい
• ストレス：胎児が低体重が多い
• 冷える：血管の収縮が起きる
• タバコ：流産しやすい

切迫流産の状態はいつまで続くの？

切迫流産の状態が続くのは、
個人差がありますがほとんどの場合、
約3週間ほど安静にしていれば治ります。

妊娠初期から出産までずっと薬の服用が必要なの？

切迫流産になってから薬を飲んでいる人は、
出産までずっと飲み続けることはありません。

妊娠初期の切迫流産の場合、
子宮の収縮が治まれば大丈夫です。

ただ、薬を”ストップ”するタイミングは、
医者の指示に従うことです。

自己判断で薬をやめてしまうと、
かえって収縮がはじまることがあるので、
気を付けましょう。

切迫流産の薬ダクチルについて詳しく調べてみた

ダクチル（ピペリドレート）ってどんな薬？

ダクチルと言う薬は、
切迫流産や切迫早産のときに処方される
子宮の収縮を抑える作用があります。

一般的には、
十二指腸潰瘍などの胃の痙攣を抑える薬で
使われることが多いです。

胎児に影響はないの？

胎児への影響はまったくありません。

妊娠しているお母さんの中には、
この薬を不安がる人も多いですよね。

でも、この薬を服用したからと言って、
そのせいで流産してしまったことではありません。

切迫流産を抑えるためには、
きちんと服用しましょう。

ダクチルの主な副作用とは？

切迫流産の症状を抑える薬”ダクチル”の副作用は、
ほとんどありませんが、
以下のような軽い症状が現れることも確かです。

もしも副作用が現れたら、
自己判断ではなく医師に相談してみましょう。

口の中が渇く

副作用で多いのが、
口の中が渇くことです。

対処法としては、
水かお茶で軽く口の中に含ませることで、
対処できます。

これは欠かせないことですね💡

便秘

水分不足になりやすく、
便秘になりやすいです。

ただでさえ、
妊娠中は便秘になりやすいので、
しっかりと水分補給をしましょう。

【絶対安心♡】
妊婦でもできる便秘にならないための体操です。

排尿困難

水分が取られることで、
排尿にも影響が出てきます。

排尿困難の対処法も、
しっかりと水分補給することです。

こまめに水分を取って、
尿の排出で毒素を対外へ出しましょう。

葉酸サプリと併用しても問題はない？

サプリは薬ではないので、
飲み合わせで注意することはないでしょう。

つわりなどでしっかりと栄養が取れない分を
葉酸サプリなどで摂取することは大切です。

切迫流産の治療だけでなく、
胎児への栄養もしっかりと☆

切迫流産の薬にはどんな種類がある？

子宮の収縮を抑制する薬は、
ダクチルだけではありません。

• 妊娠の時期
• 収縮の程度
• 緊急性がある切迫流産や切迫早産

などから医師が判断して処方される
様々な薬の種類があります。

ダクチル（ピペリドレート）

ダクチルの効能は、
子宮の収縮を抑制するための薬です。

主に、切迫流産や切迫早産のときに処方されますが、
一般的には、十二指腸潰瘍の痙攣を抑制する薬として
使われています。

デュファストン

デュファストンの効能は、
女性ホルモンのプロゲステロンを補助するための薬です。

妊娠を継続させるためにはもっとも必要なホルモンで、
不妊治療にも使われています。

マグセント

マグセントの効能は、
子宮の収縮を緩める効果があります。

特徴としては、
マグセントの成分は、筋肉を緩める効果があり、
他の収縮抑制剤に比べて高い効き目を持っています。

ズファシラン

ズファシランは、
錠剤と筋肉注射の2種類がある、
子宮の張り止め薬です。

筋肉注射のほうが即効性があるので、
注射をしてから錠剤の服用になることが多いです。

処方される時期は、
妊娠12週～16週の間で、
それ以降の症状には、ウテメリンが処方されます。

ウテメリン

ウテメリンの効能は、
子宮の収縮を抑制するための薬ですが、
ズファシランよりも高い効き目を持っており、
早産の危険性がもっとも高い人に処方されます。

その場合は、点滴の投与を行うこともありますが、
一般的には飲み薬になります。

切迫流産の薬でよくある副作用は？

切迫流産を抑制するためには、
強い効果を持った張り止め剤の成分を持つため、
様々な副作用があります。

重度なものはないものの、
どんなものがあるのか知っておきましょう。

また、副作用には個人差があるので、
もしも激しい副作用が出た場合は休むか、
医師に相談してみましょう。

動機

副作用に中でもっとも出やすい症状が、
動機や息切れなので、症状が現れたときは、
十分に安静にしてください。

運動するときなどには、
無理をしないで様子を見ることを
欠かさないでください。

頭痛

また、頭痛も起こりやすい副作用のひとつです。

症状が現れたときは安静にするか、
酷い頭痛を伴う場合は医師に相談しましょう。

めまい

めまいを感じたら、
座ったり横になったりして
安静にしましょう。

服用後の自動車の運転はとても危険なので、
控えるようにしましょうね。

顔のほてり

顔のほてりがある場合は、
もしかすると動悸や息切れの症状も
出るかもしれません。

無理しないで安静にするのが一番です。

吐き気

つわりがぶり返したように感じるのが、
吐き気による副作用です。

デュファストンのようなホルモン剤は、
このような副作用が出ることが多いです。

切迫流産の薬の副作用がひどい！対処法はないの？

まずは、切迫流産の薬を服用した後は、
安静にしておくことが第一です。

それでも副作用が現れたり、
我慢できないほどひどい症状の場合は、
医師に相談しましょう。

• 薬の量を調整してもらう
• 他の薬に切り替えてもらう
• 動悸を止める薬をもらう

など対処してくれますので、
無理はせず早めに医師に伝えてください。

薬を飲んでも胎児への影響はないの？

切迫流産になった妊婦さんの中では、

「絶対、飲みたくない」

と断ったり、薬を飲まない人もいますが、
胎児への影響はありませんので、
医師の指示に従って安心して服用してください。

医師に処方された薬なら影響はない

いまはそのときに起こりうるかもしれない
流産を阻止するためにも、
医師の指示に従って服用することが
母として子を守ることではないでしょうか。

母体の体には副作用があるかもしれませんが、
胎児には影響はないので安心してください。

基本的には絶対安静が一番

切迫流産の薬は副作用は少ないものの、
成分としてはキツイものもあります。

服用のあとは、
絶対安静にしておくことが絶対条件です。

そのほうが副作用も出にくくなりますし、
母体にとっても安全です。

まとめ

切迫流産になってしまったら
絶対安静が必要です。

無理に動いたり、
医師の言うことを無視してしまうと、
流産になる危険性があります。

母体のため、胎児のためにも、
医師が処方してくれた薬を服用し、
服用の仕方も守ってください。

切迫流産は、
胎児からの”メッセージ”です。

「ママ休んでね♡」と
言ってくれているのだと
わたしは思いますよ。