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妊娠中の便秘でおなら・げっぷが止まらない!おすすめの解消法5選!

便秘
この記事は約 11 分で読めます。 9,749 Views

妊娠すると、お腹にガスが溜まり
「少しお腹が張っているような
感じがする・・・」
そんな経験をお持ちの妊婦さんは
たくさんいるかもしれません。

そして、おならやげっぷが頻繁に出ては
それに悩まされる人もいるでしょう。
特に、仕事をしていると気も遣うし
正直辛いかと思います。

私も妊娠初期は、
常にお腹にガスが溜まっているような
そんな違和感や不快感を感じていました。
下腹部がポッコリとしているような感じで;

しかし、母体は赤ちゃんを育てるために
いろいろな変化を遂げているようですね。
そのために、便秘になりやすく、
おならやげっぷが出たりするそうです。

これは、妊娠すると多くの人が体験する
体調の変化とも言えます。

しかし、今まで気にも留めなかった
げっぷやおならが頻繁に出るのは、
どうにかして解消したいものですよね!

そこで今回は、解消法を中心に

  • おならやげっぷがでる原因
  • おならやげっぷの解消法を5つ

についてお話していきますね。

是非参考にしながら、
解消法を取り入れてみて下さい^^

妊娠中におならやげっぷがたくさんでる原因は何?

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妊娠中におならやげっぷが頻繁出るのには、
ホルモンバランスの変化
大きく関係していると考えられています。

妊娠すると、
“プロゲステロン(黄体ホルモン)”
と呼ばれる女性ホルモンが大量に分泌され、
身体に様々な影響をもたらすそうですね。

そのことから、おならやげっぷの原因は、
基本的にホルモンバランスの変化が
関係していると思います。

とは言え、
原因は1つではありませんので、
それぞれの具体的な原因もあわせて
解説していきましょう!

ホルモンバランスの変化

上記でもお話したように、多くの場合
ホルモンバランスの変化を受けて
げっぷやおならが出やすくなります。

プロゲステロンが大量に分泌されると
腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)
と呼ばれる筋肉の収縮運動が低下し、
これが原因で便秘なども
引き起こしやすくなるそうですね。

そして、腸の働きが低下すると共に、
の働きも鈍くなります。

すると、食べ物の消化に時間がかかり、
食べ物は通常より長い時間
胃の中に留まることになるのです。

このようにして、
腸内に溜まったガスがおならとなり、
胃の中に入った空気がげっぷとなり、
排出する頻度が増えていくのでしょう。

言わゆる、消化不良のような状態で、
お腹にガスが溜まりやすくなり、
おならやげっぷが発生すると言う
仕組みになっているのですね。

つわりの影響

げっぷとつわりとの関係性として、
胃や腸の働きが低下することで、
胸やけなども起こしやすくなります。

妊娠初期に起こりやすい症状としても、
胸やけや胃のムカムカなどが
挙げられていますが、
胸やけを起こしやすくなるほど
唾液量も増えるそうです。

そのため、
必然的に唾液を飲み込む機会が増え、
空気も一緒に飲み込むことも増えます。

これも、げっぷが出やすくなる
要因の1つですね。

食べつわりにしても、
小まめに食べる回数が増えるので、
同じことが言えるでしよう。

つわりのピークでは、
げっぷから吐き気や嘔吐を
引き起こすこともあります。

妊娠初期はホルモンバランスの変化が、
つわりや消化不良などの原因にもなり、
不快感を感じる体調の変化は様々です。

私も妊娠初期を思い出すと、
常に喉の奥に何か詰まっているような
胸やけのような症状や、
ガスが溜まりやすい体質は
しばらく続きました。

しかし、この頃のげっぷやおならは、
つわりが落ち着くと共に
減少することもありますよ。

体型の変化や水分不足の影響

妊娠すると、
体内の水分は優先的に赤ちゃんに
まわされるようになります。

このように、赤ちゃんを育てるために、
ママの身体は水分を含め、
他にも様々な栄養を
赤ちゃんに送りますので、
どうしても水分不足に陥りやすい状態
なってしまうそうです。

水分不足は便秘の原因にもなり、
おならも出やすくなるのでしょう。

そして、徐々に大きくなる子宮が
骨盤のゆがみを引き起こし、
腸や胃など、いろいろな内臓器官が
圧迫されることで、
腸の働きが低下したり、
胃痛や胸やけなどを
引き起こすこともあります。

妊娠後期には、このような原因で
便秘気味になったり、
おならやげっぷが出たりします。

そのため、人によっては
妊娠初期から出産を迎える最後まで
おならやげっぷが出やすい体質が
続くこともあるそうですよ。

とは言え、体型の変化ばかりは
避けられないことなので
仕方のないこと・・・

もちろん、おならやげっぷを我慢するのも
身体には良くないですし、
少しでも解消法を取り入れて、
その体質と上手に
付き合っていきましょう。

 

便秘が原因のおなら・げっぷを解消する5つの方法!

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さて、続いては
げっぷやおならの元となる
便秘を解消するための方法を5つ
紹介していきますので
是非、参考にしてみて下さいね。

便秘が解消されれば
身体に良い影響を与えるはずなので、
妊娠中は特に活用して欲しいと思います。

1.食物繊維の多い食事で改善

便秘解消と言えば
やはり食物繊維ですよね!

胃の働きとして、食べ物を消化吸収し、
更に、新たな栄養素に変える
消化酵素などがあります。

しかし、食物繊維は
消化酵素でも消化されずに、
そのまま大腸へと送り込まれて
老廃物として排出されます。

実は、このようにして便を増やすことは
老廃物を押し出す力を強めるので、
便秘気味の人にとっては
重要な作用なのです。

ここで、食物繊維のおすすめの摂取方法を
お話していきましょう!

食物繊維と言っても2種類ありまして、
水に溶けやすい“水溶性食物繊維”と、
水に溶けにくい“不溶性食物繊維”とで
分けられていています。

水溶性食物繊維は、
便を緩くする作用があります。

不溶性食物繊維は、
水分を含むと腸内で膨らみ
腸の壁を刺激するので
蠕動運動を高める効果が期待出来ます。

便の量も増えるので、
老廃物を排出する力も強まるでしょう。

しかし、偏って摂取してしまうと
便が硬くなる可能性もありますので、
同時に水分を摂ることも大切です。

さて、ここで最も重要なポイントですが、
食物繊維を効果的に摂取するには、
“水溶性食物繊維と不溶性食物繊維を
バランス良く摂取すること”です!

水溶性食物繊維と不溶性食物繊維では、
1:2が理想的と言われていますので、
是非意識してみて下さい。

📝おすすめの食材

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簡単に水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の
おすすめ食材をご紹介しましょう。

水溶性食物繊維は、
海草類、果物類、野菜類、
里芋などの芋類、豆類などに
含まれています。

粘り気やヌルヌルした食材
多いそうです。

そして、不溶性食物繊維は
穀類、芋類、根菜類、豆類、
きのこ類などに
含まれています。

どちらかと言うと、
ボソボソしているような食材
多そうですね。

・水溶性食物繊維が豊富な食材

ワカメ、ひじき、昆布、寒天、
オクラ、モロヘイヤ、アボカド、
バナナ、りんご、キウイ、
納豆、きな粉、こんにゃく、里芋、長芋

などなど

・不溶性食物繊維が豊富な食材

さつまいも、トウモロコシ、ゴボウ、
玄米、
切り干し大根、えんどう豆、
しめじ、しいたけ

などなど

これらの食材を
バランス良く取り入れて下さいね☆

 

 

2.ガス抜きマッサージの方法とは?

マッサージは、血行を良くし、
臓器本来の働きを手助けすることにも
繋がっていきます。

ガス抜きマッサージとしては、
やはり腸を優しく刺激してあげたいので、
お腹の上からマッサージをしましょう。

それでは、簡単に方法を説明しますね。

📝マッサージ方法

  1. ゆったりとした気分で
    リラックスする
  2. 体右半身を下にして横になる
    (座りながらでも、仰向けでもOK)
  3. 左の手のひらを胃の少し下に当てて、
    お腹の上から下に
     「の」の字(時計回り)マッサージ
  4. ポイントは、深呼吸をしながら
    リラックスした状態で行うことです。

もちろん、お腹や手に力は入れません。
手のひらで優しく温めるイメージですね♪

時間は5分~10分程度で構いません。
もし、途中でお腹が張るなど、
体調の異変を感じたら
すぐに中断しましょう。


妊娠中のお腹マッサージは

控えた方が良いと言う場合もあるので、
こちらの動画で、注意点なども含めて
理解しておきましょう。

3.身体の右側を下にして寝る

上記にある、マッサージの方法では、
“右半身を下にして”と説明をしましたが、
実は、この体勢をおすすめする理由が
ちゃんとあるんです!

右半身を下にして寝ると、
腸の上に溜まったガスが
下に移動するので、
ガスが抜けやすくなるそうです。

このようにして、
日頃からガス抜きをするだけでも、
便秘によるお腹の張りなどが軽減されて、
少しでも楽になるのではないでしょうか。

なので、この状態でリラックスしながら
マッサージを行うと、
より効果的なのかもしれませんね。

是非、就寝前のリラックスタイムを
この体勢でのマッサージに
充ててみましょう♪

4.食事の時に一気食い・一気飲みをしない

食事の際に注意したいことは、
一気食い・一気飲みをしないことです。

一気食いは、空気も一緒に取り込みやすく
ガスが溜まる原因にもなるので、
食事はゆっくりと楽しみましょう。

食べ方を見直すきっかけにもなりますので、
是非取り入れてみて下さいね。

ちなみに、咀嚼(そしゃく)回数が多いほど、
蠕動運動が高まるそうです☆

5.便秘を解消して根本的に解決!

便秘になると、ガスが抜けにくくなるので
おならやげっぷを軽減するには、
根本的な問題でもある
便秘を解消することもおすすめします。

そこで、便秘解消法を
いくつかご紹介しましょう!

身体を温める

慢性的な身体の冷えは、
便秘の原因にもなりやすいことから、
身体を温めることも効果的とされています。

簡単な方法としては、
40℃以下のぬるま湯で
ゆっくりと身体の芯まで温まりましょう。

腸の血行が良くなり、
蠕動運動を促進してくれますよ。

適度な運動

運動をすることでも
血行を良くする効果がありそうです。

運動と言っても、
もちろん無理のない範囲で行いましょう!

例えば、ウォーキングや、
拭き掃除などがおすすめですね。

「拭き掃除が運動?」
と思うかもしれませんが、
両腕を伸ばし背筋を使うことで
背中側にある腸が刺激されるそうです。

掃除をするつもりで窓拭きや床拭きを
してみてはどうでしょうか^^

ハーブティーを飲む

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妊婦さんには、ノンカフェインで楽しめる
ハーブティーなどもおすすめです♪

例えば、
たんぽぽコーヒーは便通を緩やかにし、
ローズヒップは便を軟らかくする作用、
また、ハイビスカス
腸内環境を整える作用があるそうです。

是非、便秘に良いとされるハーブティーを
試してみて下さいね。

「どうしても便秘が辛い!」
そんな方は薬に頼ると言う選択肢もあります。
便秘薬の服用については
こちらの記事を参考にご覧下さい。
妊娠中の便秘薬は毎日飲んでもOK?おすすめの食べ物&飲み物10選”へ移動する

最後にまとめとして、
こちらの動画でのアドバイスも
チェックしてみて下さいね^^

まとめ

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いかがでしたか?

妊娠中に便秘に悩まされるママさんは、
たくさんいると思います。

そして、便秘によって
余計におならやげっぷが
発生しやすくなるのでしょう。

なので、根本的な問題となっている
便秘を解消することがとても大切ですね!

それでは、解消法のポイントを
まとめていきましょう。

  • 食物繊維をバランス良く摂取する
  • 右半身を下にして寝ながら
    マッサージをすると効果的!
  • ゆっくりと食事をする

そして、最後に説明した便秘の解消法を
自分の出来そうなことから試してみましょう。
何か効果があることを期待したいですね。

ところで、なぜ妊娠中は消化機能が
低下するのかと言うと、
母体は赤ちゃんに栄養を送るために、
栄養を溜め込もうとするからなのだそうです。

つまり、赤ちゃんのために
“身体が頑張っている証”ですよね・・・

なので、妊娠中のおならやげっぷは
ごく自然のことです。

あまり気にすることはありませんよ。

もう少しの辛抱と思って、
便秘解消法を取り入れつつ、
赤ちゃんに会える日を
楽しみに待ちましょう^^


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